○車庫証明の根拠となる「車庫法」の目的
正式には「自動車の保管場所の確保等に関する法律」といい、自動車の所有者に、保管場所を確保させ、道路を自動車の保管場所として使用させないように義務付け、自動車の駐車に関する規制を強化して、道路の使用を適正化、道路における危険防止と道路交通の円滑化を図る目的で制定されました。
この法律が制定される前に、火災で子どもが焼死するという事件が起きました。
その原因は自動車の路上駐車のため消防車が火災現場に行くことができなかったからだと言われています。
この法律が出来た当時の状況は、現在では考えられませんが、車庫を持たなくても車を購入する事や、登録することが容易にできていました。
今日では、車庫を持たなくては個人や企業も、またお役所の自動車であっても一切の車両の登録が出来なくなりました。すなわち自動車を購入する事が出来なくなったわけです。